宝石の中の王様です。
ダイヤモンドは、炭素から出来ており、石炭と同じ鉱物です。
硬度が、宝石の中で一番高いところから、=永遠の絆・純潔・不屈=の宝石言葉があります。
ダイヤモンドの輝きは、
シンチレーション
チカチカとした輝き、表面反射によるもの。
ブリリアンシー
白く強いきらめき、ダイヤモンド内部に入った光が全反射して戻ったもの。
ディスパーション
虹色の輝き、ダイヤモンド内部に入った光が内部で反射を繰り返し、プリズム効果によって虹色となったもの。
3種類の輝きとなってあらわれ、それらの相乗効果によって美しく見える。
女性ならば、一つは持っておきたい宝石ですね。
眩いばかりに輝く為の、4Cのそれぞれです。
COLOR(色)
マスターストーン(基準石)を基に判定される。無色に近いほど高い評価がされる。
逆に、イエローがかっているものほど評価が下がる。
ただし、ダイヤモンドはピンクやブルーのカラーダイヤモンドもあり、
それらの色が無色以上に高く評価される場合もある。
最高はD、以下E、F、G…Zまでの23段階。以下は色の目安。
DEF:無色透明
GHIJ:ほぼ無色
KLM:かすかな黄色
N-R:非常に薄い黄色
S-Z:薄い黄色
CLARITY(透明度)
傷やインクルージョン(内包物)の大きさ・位置・数によって判定される。
最高は、 FL(Flawless)、
以下、 IF(Internally Flawless)、
VVS(Very Very Slightly)1 ・ VVS(Very Very Slightly)2
VS(Very Slightly)1 ・ VS(Very Slightly)2
SI(Slightly Included)1 ・ SI(Slightly Included)2
I(Imperfection)1 ・ I(Imperfection)2 ・ I(Imperfection)3 、まで、
全部で11段階。
FL:10倍に拡大しても内部・外部ともに内包物が見つけられない
IF:外部には微細なキズが見られるが内部には10倍に拡大しても内包物を見つけられない
VVS:10倍の拡大では、内包物の発見が非常に困難
VS:10倍の拡大では、内包物の発見が困難
SI:10倍の拡大では内包物の発見が比較的容易だが、肉眼では困難
I:内包物が肉眼で容易に発見できる。
CARAT(重さ)
石の重量。1ctは0.2g。通常は小数点第2位までないし第3位までで表記する。
CUT(研磨)
唯一人の手が評価される要素。ラウンドブリリアントカットの場合にのみ、カットに対する評価がなされる。
プロポーション(形)とフィニッシュ(仕上げ)が評価の対象。
総合評価は、 EXCELLENT(EX) を最高位に、
以下 VERY GOOD(VG)
GOOD(G)
FAIR(F)
POOR(P) までの5段階でなされる。
トリプルエクセレント(3EX)
プロポーションの総合評価及び対称性(シンメトリー)、
研磨の状態(ポリッシュ)が全てエクセレント評価を意味します。
ハート&キューピット
プロポーションとシンメトリー(対称性)が良いダイヤモンドは、8つのキューピットとハートが観察されます。
下記の写真(左側)はダイヤモンドをクラウン側、写真(右側)はパビリオン側から特別な条件で撮影で撮影したものです。
鑑定機関
GIA(米国宝石学会)
CGL(中央宝石研究所)
AGTジェムラボラトリー
鑑定書(グレーディング・レポート)ではダイヤモンドの質量と品質を4つのC(Carat、Color、Clarity、Cut)で分析表示します。
4Cによるダイヤモンド評価システムは、アメリカのGIA(Gemeological Institute of America)が開発したもので、日本でもほとんどの鑑別機関が採用しています。宝石鑑別団体協議会(AGL)では会員鑑別機関に対しては、GIA基準を採用することを義務づけています。しかしながら残念なことに、同じ用語を使用していても、評価基準がGIAと違う、アウトサイダーの鑑別機関が多数存在します。